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水栓(蛇口)修理or交換の見分け方(目安)

水栓(蛇口)の水漏れの場合、「修理する方が良いの?」それとも「取り替える方が良いの?」とお客様からよく相談されます。

判断に確たる基準等はありませんが、弊社の場合は下記の様なプロセスでお答えさせていただいております。

①使用年数を確認

パターン1. 5年未満の場合

パターン2. 5年~10年未満の場合

パターン3. 10年~20年またはそれ以上の場合

②水栓の外観や作動状況を確認

使用年数を確認した後は、特に使用年数が5年~10年未満の場合、水栓の外観や作動状況を確認します。
外観的に錆が発生していないかどうかや、キズ、劣化状況を確認し、お客様が修理をご要望している故障以外に不具合等がないか慎重に確認し、判断します。

例えば、浴室のサーモ式(温度ダイヤル付)シャワー水栓で、『温度がぬるい』という故障があった場合、吐水とシャワーの切り替えハンドルが固くなっていないか?ハンドル部分から水漏れが無いか?切り替えが正常に機能しているか?シャワーホースからの水漏れ等がないか?等総合的に判断します。

この確認を怠ると、温度ダイヤルの不具合を例え今回修理しても、また直ぐに別の箇所の修理が必要になる可能性があるので、そうなってはお客様のご負担が余計に増えたり、ご不便、ご迷惑をおかけすることになるからです。

③お客様のご要望を確認

必ず忘れてはならないのは、どんな状況であってもお客様のご要望をお聞きする事です。
例え5年未満しか使用していない水栓でも、お客様がその水栓に満足されているかどうか分からないからです。

お客様に「現在の水栓で何かご不便な点はございませんか?」と必ず質問させていただきます。
特に不便が無く満足されている様子でしたら、水栓の状態を確認して修理か取替えのご提案をさせていただきます。

また、今すぐではなく将来的に例えば浴室全体のリフォームや、キッチン全体のリフォーム等をご検討されている場合もありますので、そういったご要望を必ずご確認させていただきます。

④水栓以外を確認

例えば洗面台に付いている水栓の修理や取替えを依頼された場合、水栓の状態だけではなく、洗面化粧台全体の不具合を簡易的ですがチェックします。

キャビネット内で水漏れ等が発生していないかどうか?洗面化粧台の扉の丁番等が破損していないか?ボウルの汚れはどうか?収納状況はどうか?等
それらを総合的にチェックして、お客様のご要望をお聞きしながら洗面化粧台本体ごと交換する方が良い場合もありますので、その場合は率直にご提案させていただきます。

以上

⑤結論

上記の①~④までを確認し、総合的に判断してお客様に修理or取替えのアドバイスをさせていただきます。

上記①~④の中で、お客様のご要望を除き一番判断基準になるのは、やはり使用年数で、使用年数が10~20年以上経っている水栓であれば、基本的には修理ではなく取替えをご提案させていただきます。

使用年数がかなり経過している水栓の場合、先ずは修理部材の入手が可能かどうかという基本的な問題があるのが一点と、今回不具合が生じている以外で、今後また直ぐに別の不具合が発生する可能性が高いからです。

一般的な判断基準として、使用年数を参考にするのが最も簡単な方法です。

水栓の取替え写真

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この記事を書いた人

株式会社近畿住設の代表取締役
大学卒業後リフォーム会社に就職し、その後父の会社を引き継ぐ。
27歳で結婚し、現在2児の父親。
リフォーム会社での営業、現場管理の経験と、現会社での配管工としての経験を活かし、水まわりのリフォームを中心に、営業から施工までオールマイティーに活動しています。

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