梅雨がやっと明けたと思えば、今度は容赦なく日差しが照り付け、気温もどんどん上がり、再び雨が恋しくなってしまう今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
コロナ禍で外出もできず、休日と言えば、私はテレビばかり見て過ごしています。
さて、そんなテレビの中のドラマの話ですが、「半沢直樹」がすごい人気で私も毎週欠かさず見ております。
あのドラマを見ていると、何処か勇気づけられる部分があったり、スカッとする部分があったりで、心が晴れやかになるだけでなく、仕事に向き合う姿勢を「半沢直樹」から学べる部分も多々あります。
先日の放送では、「半沢直樹」が仕事に対しての心構えを部下に話しているシーンがありましたが、その中でもやっぱり大事だと感じたのは
「仕事は自分の為にするのではなく、客の為、ひいては世の中の為にする」
という事です。
勿論、当たり前の事の様に思いますが、組織の中に入ってしまうとつい忘れがちになったり、長年仕事をしているとつい忘れがちになってしまう事もあると思います。
私の仕事は基本的に配管をする仕事ですが、配管工事というのは一般の方には殆ど分からない仕事ですし、最終的に床や壁などに隠蔽される部分ですので、例え手抜き工事をしていても気付かれないケースが多いと思います。
特にリフォーム工事の場合は、設備機器を使用出来る様にするというお約束の元工事をしますが、配管の何処から何処までをやり替える、または配管を何処からどう配管する、という約束は殆どしないのが一般的で、あとは現場の状況に応じて職人が判断して配管する事になります。
私も色々な現場に遭遇しましたが、例えば床下の配管を1m程移設する工事だとして、通常であれば材料も1m程分あれば良いのですが、よく検査すると配管の水勾配が悪いので、その奥から切断して結局2m程配管をやり替えた。とか、
給水管を50㎝程伸ばせば良い工事なのに、継手だらけになるので、もっと根元から配管をやり替えて将来の漏水のリスクを少しでも減らしてあげる。とか
そういった現場での判断が多々あります。
やはりその時に常に考えるのは「お客様」の事で、手間を惜しんだり、コストを気にしてしまうと、「自分の為の仕事」しか出来なくなります。
残念ながら、私達同業者でも色んな方がいらっしゃるので、聞く所や私が実際に見た所では、「自分よがりの配管工事」をされている方もいます。
これからも自分自身を律し続け、「お客様の為の仕事」をしていきたいと改めて思わせてくれた内容でした。