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工事ブログCase10.和歌山市U様邸合併浄化槽修繕工事

OBのお客様から、浄化槽が破損しているみたいなので一度見て欲しいと依頼がありました。

浄化槽の管理業者から指摘されたそうで、そちらで見積もりも取られたようですがかなりの高額だったため、弊社にもご相談いただきました。

弊社では残念ながら修理する技術がないので、設置されている浄化槽のメーカーの方に相談し、同行して現場調査させていただきました。

設置されている浄化槽は、ニッコー株式会社製造のNSR-7型という機種で、「流量調整型嫌気濾床生物濾過循環方式」という型式で、約16年ほど前に設置された商品です。

【商品の断面イメージ図】※ニッコー様HPからお借りしました。

合併浄化槽NSR-7型

こういう形状になっており、今回破損しているのが上記丸印の生物濾過槽の隔壁部分です。

実際の写真がコチラです。

Before

浄化槽修理前写真

※生物濾過槽の隔壁が破損して、嫌気濾床槽第2室側に押されています。

破損状況が分かりましたので、後日見積書を提出し、注文いただきましたので、メーカーに修理を依頼し、工事当日立ち会いさせていただきました。

【工事当日】

浄化槽を修理する為には、浄化槽の中に人が入れる様にしないといけないので、先ずは槽内の水は勿論、濾材等の抜き取りをします。

Under construction

網で濾材をすくい上げる1
ポンプで水を吸い上げる
網で濾材をすくい上げる2
掃除機で濾材を吸い上げる

※青いケースの中に入っている小さな黒い部品が「濾材」と呼ばれるもので、浄化槽の中には大量の濾材が入っています。

網を使ってすくい上げたり、掃除機で吸い上げたり等、濾材を取り除くこの作業がかなり大変で、時間もかかります。

破損状況

※やっとのことで全ての濾材を取り除けました。いよいよ浄化槽の中に突入します。

浄化槽の中に突入
浄化槽の中で作業

※普通の梯子は浄化槽の中に入らないし、どうやって浄化槽の中に入るのか疑問でしたが、やはり餅は餅屋で、専用の梯子を持っておられました。
浄化槽の中は人一人入るのがやっとのスペースで、この状態で作業します。

After

目次

合併浄化槽修理完了

※今回は破損している隔壁を修繕するのではなく、FRPの板を隔壁の間に何ヶ所か取付け補強することにしました。

破損の原因は、経年の使用により濾材が閉塞し、閉塞した事により槽全体に上から押さえつける圧力がかかり、隔壁が破損したとの事でした。

何はともあれ無事作業が完了して良かったです。

Data.

現場名和歌山市U様邸
工事名合併浄化槽修繕工事
建物種別一戸建て住宅
築年数築32年
工期半日間
工事金額121,550円
主に使用した器具 
備考 
合併浄化槽修理完了

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この記事を書いた人

【株式会社近畿住設の代表取締役】
大学卒業後リフォーム会社に就職し、営業から施工管理、引渡しまでの業務を一貫して担当。その後、父の会社である株式会社近畿住設に入社。
27歳で結婚し、現在2児の父親。

株式会社近畿住設では、配管工として、主に一戸建て住宅の給排水配管施工業務を長年経験し、現在は、前職の経験も活かしつつ、水回りのリフォームを中心に、営業から施工までオールマイティーに活動しています。

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