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工事ブログCase17.床下での戦い!!給湯管漏水修繕【2025年4月】

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ご相談内容

約1年ほど前に、お施主様支給品のデッキタイプの浴室シャワー水栓の交換工事をさせていただいたお客様より連絡があり、浴室付近で水が漏れている音が聞こえるので見に来てほしいと連絡がありました。
万が一、弊社の施工に問題があってはいけないので、急ぎお伺いしました。

漏水調査Part1

現場に到着して、浴室(システムバス)に入室すると、確かに水漏れの音が聞こえているので、システムバスの点検口を開け、前回施工した水栓取付部に漏水がないか確認しました。

弊社の場合、作業後は漏水の有無を必ず確認しているので大丈夫だと思っておりましたが、案の定、施工箇所には漏水が無く、前回の施工には何ら不備がない事が確認でき、先ずは一安心でした。

浴室デッキタイプシャワー水栓
この写真は当日の写真ではなく、水栓設置時(交換前)の写真です。

システムバスの点検口からは漏水箇所が確認できなかったので、次は床下を調査しました。
調査の結果、丁度洗面室の床下給湯管分岐部で漏水が確認できたので、一旦調査は終了です。

既設の床下給湯管配管状況

修繕工事Part1

調査後、見積書を提出して正式な工事依頼を承りましたので、修繕工事開始しました。
最低限の修繕方法もご提案可能でしたが、既設給湯管が「銅管」で、今回の漏水が経年劣化によるものと判断できたので、今回は樹脂管(ポリブデン管)を使用して、ある程度の範囲は管を更新する形でご提案させていただきました。

配管修繕状況1

配管の修繕工事が完了し、通水を開始しました。
本来はこれで漏水がピタッと止まる筈でしたが、量水器のパイロットの回転が止まりません・・・。
確かに修繕前よりは回転が鈍くなっていますが、明らかにまだ漏水していました。
修繕した箇所に不備がある可能性もあるので、再び床下へ潜りました。

漏水調査Part2

床下に潜り、修繕箇所を一つ一つチェックしましたが、異常はありませんでした。
ところが、何故か何処からか水滴が漏れてきたのでよく観察してみると、新たな漏水を発見しました。
何と、先ほど接続した洗面化粧台へ給湯している配管の途中に継手が使われていて、そこから漏水しているではありませんか!!


再び、一旦床上に戻りお客様に事情を説明し、新たな漏水を発見した報告と、修繕策について話し合い、同意の上、引き続き作業をさせていただきました。

修繕工事Part2

漏水している配管は、洗面化粧台へ給湯している配管で、洗面化粧台の裏の壁の中に配管されています。
漏水している箇所のみ修繕も可能でしたが、継手を多く使用することになり、劣化している既設の配管をそのまま利用する形になるので理想的ではありませんでした。

そこで、お客様の同意の元、洗面化粧台の底板を少し開口し、床板をホルソーで貫通させ、新しい給湯管を床下から立ち上げて洗面化粧台と接続するという方法をご提案しました。

配管修繕状況2

急遽の追加の修繕でしたので、資材の用意が無く、洗面化粧台の底板貫通部分等は綺麗に処理できませんでしたが、漏水が無事修繕でき、お客様にも喜んでいただけました。

まとめ

今回のケースでは、漏水の音が聞こえる等の幸運な事情もあり、漏水にいち早く気付くことができたので、建物への影響等も特になかったと思います。
追加のトラブルはありましたが、漏水箇所が事前に発見できたので、事前に修繕費用をご提示してから作業することができたので、お客様も安心してお任せしていただけたと思います。
床下での作業は毎回大変ですが、「あ~やっと終わった」と思いきやの追加の漏水を発見した時は、まさに奈落の底につき落とされる気分になりました。(作業が真夏でなくて良かったです・・・。)

工事期間:作業日数は1日 修繕費用:約8.4万円

配管修繕工事2

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