こんにちは、『水まわりリフォーム相談室』第116回目です。
皆さんも是非、参考にして下さい!!
タイトル「設備機器の金額差について」
相談者は、岐阜県多治見市の一戸建て住宅にお住まいの方です。
- キッチンやお風呂などの本体の金額がメーカーのショールームで見た定価と、リフォーム会社から出てくる見積金額のGAP(値引率の大きさ)がなぜこれほど違いが出るのかが疑問です。
メーカーによってはほとんど値引きがないメーカーもあるようなので、ショールームの定価を比較するだけだとどこのどの商品が安いのかを自分で比較検討することができません。
リフォーム会社によって値引率の違いなどはあるのでしょうか? -
これは設備機器に限っての事ではないと思いますが、基本的にメーカーの販売先はエンドユーザー様ではなく、商社や代理店に商品を卸し(販売し)、私達リフォーム会社は、その商社や代理店から商品を仕入れ(購入し)て、エンドユーザー様に販売します。
商社や代理店の中にはメーカーから直接商品を卸してもらえず、同じ代理店や商社から商品を仕入れして販売している業者もあります。
メーカーからエンドユーザー様に商品が行き渡るまでにその様な経路を辿るので、間に業者が入るごとに販売価格(仕入れ価格)にプラス利益分が上乗せされます。
販売価格にプラス利益分が定価を超えるわけにはいかないので、製造元であるメーカーとしては、それを見越して嫌でも高い値段(定価)設定をする必要があります。
そういった理由で、メーカーの定価と、私達がエンドユーザー様であるお客様に提示する見積り金額に大きな開きが生じることになります。
また、私達が仕入れする代理店先によっても商品の販売価格(仕入れ価格)が異なるので、同じ商品でもリフォーム会社によって、お客様への提示価格が異なる理由になります。
一部のメーカーは、その価格差をなるべく少なくするために、定価設定を最初から低く設定しているメーカーもありますので、エンドユーザー様にとってはより混乱してしまう理由になっていると思います。
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