リフォーム業者を選ぶ際、一体何を基準で選んで良いか分かりにくいですよね?
見積書を並べて検討すると、どうしても価格で選んでしまいがちですが、そうすると良い選び方はできません。
全てにおいて優れている業者があれば良いのですが、一般的に考えてもそういう業者は存在しません。
では、どうすれば良いのか?
具体的に業者を選ぶための基準を設定して、それぞれの項目について検討し、最終的にはあなたが一番何を重要視するかを考えて、総合的に判断するのが一番おすすめな選び方です。
そこで、
リフォーム業者の正しい選び方のポイントとして、下記に5つの項目を設定しています。
1.費用面 2.技術力 3.提案力 4.安心・信頼 5.スピード
この5つの項目について細かくチェックして、あなたがどの項目を一番重要視するかも考慮し、最終的に総合的に判断すれば、あなたに一番マッチした業者が見つけられると思います。
では、それぞれの項目について、細かく見ていきましょう。
◎1.費用面のチェックポイント
①見積書の明細は工事項目ごと細かく書かれているか?
見積り書は、どの様な工事をしてくれるのかを示している書類です。どういう工事を行い、どういう材料を使用して、どれだけの労務費が必要かどうか、細かく明記されているかチェックして下さい。
②見積書の数量は適量・適切かどうか?
見積り書に記載されている数量が多すぎていないか?また、間違っていたり、抜けていると、工事完成後に追加費用を求められる場合もあるので、きちんと確認しましょう。
③使用する器具等の仕様や型番が明記されているか?
使用する器具の仕様や型番がきちんと明記されているか確認しましょう。例え名称が同じでも器具の詳細な仕様の違いで金額が増減するので、仕様を確認しないまま契約してしまうと、工事後のトラブルにつながります。
④見積書の金額が予算内に収まっているかどうか?
見積り書の金額が、想定している予算内に収まっているかどうか確認しましょう。また、仮に予算オーバーしている場合は、逆に業者さんに色々質問し、オーバーしている原因を探っていくと、こちらの業者さんの方が工事中に発生するリスク等を踏まえた、親身な見積書を作成してくれている場合もあるので、無下に扱わない様に注意しましょう。
⑤見積書に有効期限、支払い方法、工事の際の注意事項等が明記されているかどうか?
見積り書はあくまでも現時点での金額となりますので、必ず有効期限が存在します。また、支払い方法についても明記されているかどうか必ず確認して下さい。そして、特に重要なのが「工事の際の注意事項等」が明記されているかどうかです。リフォームは着工後、既存建物の隠蔽部の腐朽・腐食・不具合等により想定外の工事が必要になったりするケースがあります。そういったリスクがあることを、見積書にきちんと明記されているかどうか必ず確認して下さい。
◎2.技術力のチェックポイント
①工事は有資格者による各専門業者による施工かどうか?
リフォームは、大工、電気、水道、内装、左官等、色んな業種の施工が必要になります。通常は、有資格者の各専門業者がそれぞれ担当する専門の工事を施工するのですが、リフォーム業者の中にはコストや工期を短縮する為に、いわゆる「多能工」と呼ばれる職人(言い換えると何でも屋)に施工させる業者があります。一概に多能工といっても、各種色んな資格を所有している職人も居ると思うので、多能工=仕上がりが悪いという訳ではありませんが、契約を結ぶ前に施工体制についての確認をきちんとしておきましょう。
②技術的な質問にも分かりやすく直ぐに返答してくれるかどうか?
いくらプラン等が気に入ったとしても、実際の施工がデタラメでは意味がありません。商品知識等は豊富でも、工事の技術的な知識はチンプンカンプンな営業マンでは見積書の精度は勿論、プランそのものの精度すら怪しくなります。あえて技術的な質問をぶつけてみて、見積り書やプランの精度を確かめましょう。
③優れた技術力で受賞実績があるかどうか?
技術力が評価され、リフォームに関する賞を沢山受賞されている会社は安心ですね。
④豊富な施工実績があるかどうか?
一概にリフォームといっても幅がとても広く、対象もマンションであったり、テナントであったり、戸建て住宅であったり、また、工事内容も水まわりであったり、屋根の工事であったり、増築工事であったり等、対象も内容も様々です。今回施工を依頼する内容と同等の工事の豊富な施工実績があるかどうか、業者への聞き取りにて確認しましょう。
⑤工事に使用する道具や工具、建設機材等設備が充実しているかどうか?
専門業者に工事を依頼する場合、道具や工具類、建設機材等設備が充実しているかどうか確認しましょう。(実績の有無や、会社の規模を判断できます。)
◎3.提案力のチェックポイント
①図面や分かりやすい提案図等資料を作成してくれるかどうか?
プランについての説明が口頭や見積り書だけでは、業者側と意思疎通が上手くできなかったり、イメージ通り完成しなかったり等々、トラブルになりかねません。プランに関する平面図や、イメージ図、分かりやすい資料等を提示してくれる業者を選ぶと安心です。
②おすすめの商品や、プラン等を積極的に提案してくれるかどうか?
お客様の要望をお聞きして商品を積極的にすすめてくれる業者や、プランについて積極的にアドバイスしてくれる業者は、知識や経験が豊富で、また、それだけ親身に考えてくれているという証になりますので、きちんと見極めましょう。
③各プランのメリットやデメリット等について詳しく説明してくれるかどうか?
プランが複数ある時の比較として、各プランのメリットだけでなく、デメリット等についても詳しく説明してくれる業者は、それだけ親身になってくれているという証なので、きっちり見極めましょう。
④一つのプランではなく、複数のプランや施工方法等を提案してくれるかどうか?
お客様から依頼された通りのプランのみ提案するのではなく、その他複数のプランや施工方法等について提案してくれる業者は、それだけ経験や知識が豊富で、親身になってくれている証なので、見極めましょう。
⑤希望に合ったプランを提案してれるかどうか?
業者が提案したプランがお客様の希望にマッチしているか確認しましょう。特に、打合せ時に要望した内容がきちんと含まれているか否かで、業者の聞き取りのレベルが判断できますので、重要なポイントとなります。
◎4.安心・信頼のチェックポイント
①建設業の許可を取得しているかどうか?
少額のリフォームのみ請負うリフォーム業の場合、特に許可等が必要ありませんので、悪質な業者が蔓延る原因となっています。建設業の許可を取得していれば、一定の基準をクリアしている業者という事になり安心です。
②工事中に対人や対物事故が発生した場合の工事補償制度に加入しているかどうか?
工事中に万が一、対人や対物事故等が発生した場合、それを補償してくれる保険に業者が加入していれば安心ですが、未加入の場合は、その業者の危機管理能力を疑わざるを得ません。
③リフォームかし保険の登録事業者であるかどうか?
リフォームかし保険の登録事業者であれば、保険期間中にリフォーム工事箇所に瑕疵が見つかった場合、修補費用等の保険金がリフォーム事業者に支払われるので、確実な修補が期待でき安心です。(工事前にお申し込みが必要)
リフォームかし保険についての詳細はコチラをクリックして下さい。
④顧客管理がきちんと出来ており、アフターメンテナンスに迅速に対応できるかどうか?
個人情報の漏洩防止等、顧客管理がきちんと出来ており、工事後のメンテナンス等に迅速に対応できる体制であるかどうか業者に確認しましょう。
⑤営業マンの身なりや言葉遣い、対応が誠実であるかどうか?
契約前に、実際施工する業者の身なりや言葉遣いを判断する事はできないので、最低限として営業マンの身なりや言葉遣い、対応が誠実であるかどうか確認しましょう。
◎5.スピードのチェックポイント
①依頼してからの現場調査や見積書の提出等、対応が迅速であるかどうか?
現場調査を依頼してから1週間以上経っても来てくれなかったり、見積り提出まで2週間以上掛かったりする業者はあまりおすすめできません。
②折り返しの連絡や、質問に対する回答が迅速かどうか?
折り返しの連絡や、質問に対する回答が迅速な業者は、誠意があり信頼できそうです。
③工期を他社より短く施工できるかどうか?
工期が短ければ短いほど良いとは限りませんが、多能工による施工や、工法の工夫等により工期を出来るだけ短くできるのは、お施主様にとっても工事中の精神的な負担の軽減になりますので、契約前に必ず工期についても確認するようにしましょう。
④契約後、どの位で着工できるかどうか?
「折角契約したのになかなか着工してくれない」等というトラブルに巻き込まれないために、着工時期の目安と、工期については契約前に必ず確認しましょう。
⑤営業マンの動きがキビキビしていてスムーズかどうか?
営業マンの現場調査時の計測や、打ち合わせ時の動きがぎこちなかったり違和感がある場合は、経験や知識不足の業者である可能性もあるので、慎重に見極めましょう。
◎まとめ
いかがでしたか?具体的に項目を挙げると、検討しなければならない内容がよく分かると思います。
これは余談ですが、弊社の場合、特に重視しているのは「2.技術力」と「4.安心・信頼」です。
高い技術力でお客様に安心・安全・快適な水まわり空間を創造することが、弊社のコンセプトにもなっています。
弊社の事をもっと詳しくお知りになりたい方は、下記をご覧下さい。
皆様に選ばれる業者になれる様、これからも精進致します。