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水まわりリフォーム相談室第82回目「昔ながらのお風呂の深い浴槽だけをリフォームできるのか?」

在来浴室

こんにちは、『水まわりリフォーム相談室』第82回目です。

皆さんも是非、参考にして下さい!!

タイトル「昔ながらのお風呂の深い浴槽だけをリフォームできるのか?」

相談者は和歌山県紀の川市の一戸建て住宅にお住まいの方です。

築30年以上経つ戸建てのお風呂ですが、浴槽の床が、体を洗うスペースの床よりも深い構造になっております。

このことで、浴槽に入る際に床が深く、かつ手で支える浴槽の渕が低い状態となり、年々入りづらくなってきました。

希望は、浴槽の床を高くしたいと考えております。

そこで質問ですが、浴槽だけを交換し、体を洗うスペースの床と同じぐらいの高さに底上げしていただくことは可能でしょうか。今どきのユニットバスではありません。

浴槽を交換する事や高さを変える事は可能だと思いますが、結構費用が掛かります。

先ずは、既設の浴槽を撤去するために、洗い場の床のタイルを斫り一部撤去する必要があり、浴槽の周囲の壁のタイルも浴槽より2段くらい上まで斫り、撤去する必要があります。

浴槽を撤去してからは、浴槽下のピットのコンクリートや排水の工事、コンクリートブロックの積み直し等が必要で、浴槽の高さによっては水栓の給水、給湯管の移設等も必要になります。

浴槽を設置した後は、洗い場の床タイル修繕と、壁タイルの修繕が必要になります。

基本的に湿式工事(セメントやモルタルを使用する)となりますので、次の工程に移るまでの乾く期間(養生期間)も必要になりますので、ユニットバスにリフォームする工事等に比べても工期がかかります。(1週間~10日間程度)


また、浴槽の高さを上げると、今度はまたぎの高さが高くなるので、その点にも注意が必要です。

費用は浴室の広さや浴槽のグレード等にもよりますので、一概に申せませんが、ユニットバスにリフォームするよりは費用的には安くは納まると思います。

在来浴室

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この記事を書いた人

株式会社近畿住設の代表取締役
大学卒業後リフォーム会社に就職し、その後父の会社を引き継ぐ。
27歳で結婚し、現在2児の父親。
リフォーム会社での営業、現場管理の経験と、現会社での配管工としての経験を活かし、水まわりのリフォームを中心に、営業から施工までオールマイティーに活動しています。

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