クリナップ新製品のご紹介

2024年2月27日

クリナップと言えば、最近では女優の松たか子さんがCMに出演されている、システムキッチン「ステディア」が有名ですが、この2月に新製品のシステムバスと、洗面化粧台が発表されたとの事で、先日早速ショールームにお邪魔しました。

新システムバス「SELEVIA」と「rakuvia」

先ずは新システムバス「SELEVIA（セレヴィア）」と「rakuvia（ラクヴィア）」のご紹介です。
商品価格グレードの位置づけとしては、「SELEVIA」＞「rakuvia」となっており、旧「アクリアバス」の後継機が「SELEVIA」で、旧「ユアシス」の後継機が「rakuvia」という価格帯のイメージとなっております。

特長1：デザイン性

先ず特長的なのは、他社にはないデザイン性です。（上記の写真参照）
私もショールームで一目見て驚きましたが、なんと浴室の床が木目模様になっており、浴槽のエプロンも木目模様、さらに天井を見上げると、天井も木目模様になっていました。

一般的にシステムバスの床と言えば、白やグレー系の色で無機質な模様や、タイル調の模様、実際タイルが張られている程度で、天井と言えば白やブラック系の一色のイメージだったので、床や天井が木目調なのには大変驚きました！！

今回新製品を開発する際のコンセプトが、「リビングみたいにバスルーム」という内容だったそうで、まさにピッタリな商品だなぁ～と感心しました。

ちなみに、床の木目の色が将来的に剥げてきたりしないのかどうか気になったので質問しましたが、「ホニャララ～で、ホニャララ～なので、大丈夫！！」との事です。（ホニャララの内容が私には難しすぎたので、既に記憶にございません・・・。）

特長2：デュアルフィット浴槽

特長2は、浴槽の機能です。
商品開発の際に、今流行りの肩湯機能を付ける事も検討したそうですが、もう既に他社が製品化しているので、他社にはない機能を開発したいとの想いから、デュアルフィット浴槽が誕生したそうです。

回転型のヘッドレストを付ける事により、リラックスした姿勢のまま、「①全身肩まで浸かる②肩を出して長時間浴」が可能になっています。
また、よくあるジェットバス機能ですが、腰の部分にジェットが噴射されるだけでなく、丁度脇の位置からお腹部分にめがけてジェットが噴射されることで、全身がとても温まり、温浴効果が高まります。

特長3：シルクベールシャワー

特長3は、シルクベールシャワーです。
従来シャワーヘッドといえば丸形が一般的ですが、このシャワーヘッドは見た目が長方形の形になっています。
ヘッドの形状にこだわった理由は、従来の丸形でミスト吐水すると、どうしても肌に当たる際の温度が冷たくなるそうで、それを改善する為にこの形状にしたそうです。

2種のシャワー吐水が、ミスト吐水を包み込む三層構造になっており、快適な浴び心地と、ミストの温度低下を軽減して快適温度を実現したシャワーです。
一般的な丸形のシャワーヘッドに比べ、肌に当たる面積形状が異なるので、これは好みが分かれるかも知れません。

特長4：ハイポジション設計

特長4は、ハイポジション設計です。
他社メーカー含め一般的なシステムバスは、洗い場正面のカウンターは膝下位の高さで、それから少し上面に水栓が設置されているケースが殆どで、使用する際はカウンター下に膝が入らないので、少し下がり目の位置で椅子に座って使用するしかありませんでした。

その状態でも男性の場合は特に気にならないそうなのですが、男性に比べ比較的に小柄な女性の場合、その位置からだと少し立ち上がって鏡を覗き込んだり、収納物に手を伸ばしたりしないといけなくてとても不便だという声があったそうです。

そういう声を受けて、今回の新製品では、カウンターの位置や水栓の位置を「ハイポジション」に設計し、カウンターの下に膝がすっぽり入り込むことで、利便性を向上しています。

特長5：業界初の除湿ファンと、優レールハンガー

特長5は、業界初の除湿ファンと、優レールハンガーのご紹介です。
システムバスに浴室暖房乾燥機を設置して衣類を乾かすのに使用している方は多いと思いますが、従来の温風で衣類を乾かすのではなく、今回は業界初の「除湿」で衣類を乾かす機能を開発し、除湿乾燥換気扇（除湿以外に、冷やす、暖める、換気する機能を有する機械）を設置する事が可能になりました。

メーカーの調査では、「ヒートポンプ式」の乾燥方法を採用し、電気代も抑えられ、衣類の乾燥時間も短縮、乾燥時の温度も上昇しにくいため、衣類の痛みや縮みも軽減されるという調査結果となっています。

また、浴室暖房乾燥機とセットと言えば、他社製品を含め従来はランドリーパイプが定番でしたが、今回の新製品では、天井にレールを設置し、衣類を吊るすためのバー（ハンガー）が可動する事で、ラクな姿勢で洗面室から衣類を干す事が可能になった「優レールハンガー」が誕生しました。

実機を確認した私の個人的な感想ですが、この「優レールハンガー」はなかなか便利なアイテムだと感じました。ただ便利な反面、お手入れが増えるのでは？と少し不安もあります。
除湿乾燥換気扇ですが、現在のところ実績がないので効果があまりはっきりしていない点と、難点は金額ですね。従来の浴室暖房乾燥機に比べ、オプション価格で倍くらいの費用が必要になるので、これからどんどん普及して価格が下がってくると良いなと思いました。

新システムバス「SELEVIA」と「rakuvia」まとめ

今回ご紹介した内容は、私個人的に特に他社製品と比べ尖っている（差別化されている）部分のみ焦点を当てて紹介させていただきましたが、勿論、断熱・保温性の部分や、安全性、清掃性の部分でも他社製品と見劣りしない製品になっていますので、おすすめ致します。
また、壁パネルは全て磁石が引っ付く仕様になっていますので、今流行りの市販の磁石のアクセサリーも使用する事ができます。