こんにちは、『水まわりリフォーム相談室』第87回目です。
皆さんも是非、参考にして下さい!!
タイトル「一軒家の外回りの下水の排水溝に植木の根っこが張って詰まります。」
相談者は京都府亀岡市の一戸建て住宅にお住まいの方です。
- 一軒家の外回りの下水の排水溝に、自宅の庭で植えている植木の根っこが張り、下まで届き排水溝の管の中にまで入り込むようで、5年おきくらいに下水の排水溝が詰まります。
家全体のリフォームをする時に、外回りの排水溝の管をもう一度補強してもらい、根っこが入り込まないようにコンクリートか管を補強することは可能でしょうか。 -
植木は水を求めて根を伸ばすので、配管や排水溝の傍に植木があるとその様な事が起こります。
植木を撤去できるのであれば、それに越した事はないのですが、ご検討下さい。
排水溝の種類にも依りますが、例えばコンクリート製の排水溝等ですと、パイプとのジョイント部分はモルタル(セメント)で塗り込んでいるだけなので、徐々に劣化して隙間が生じるとそこから根が侵入します。(排水溝本体も劣化してひび割れ等が生じます。)
また、樹脂製の汚水桝等ですと、パイプとのジョイント部はシーリング(コーキング)等で接着しているだけなので、徐々に劣化して隙間が生じるとそこから根が侵入します。
また汚水桝のフタの嵩上げ部分も、一定の高さの部材を積み上げる方式なのでそのジョイント部ですき間が生じる恐れがあります。
現在の方式の塩ビ製の汚水桝等であれば、パイプとの接続は専用の接着剤で接着しますし、汚水桝のフタの嵩上げの部分も汚水桝の口径に応じたパイプを接着剤で接着するので、経年劣化ですき間が生じる事はほぼ無く安心だと思います。
但し、全てが塩ビ製の桝で代用できるとは限らないので、改修する際は現地の専門家のアドバイスを参考にして下さい。
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