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リフォーム現場で職人に求められるもの

腕の良い大工さん

皆様、こんにちは。

今回は「リフォーム現場で職人に求められるもの」について考察したいと思います。

考察するにあたり、新築の現場との違いを考えるとよく理解できるので、比べてみました。

また、ここでいう職人とは、いわゆる大工や左官職人をはじめ、実際リフォームの現場で作業する方々の事を言います。

その1.高い技術力が必要

新築の場合は全てが一から造るものなので、最もやりやすい環境や状態で仕事出来るのに対し、リフォームの場合はほぼすべてがやり替えという形になるので、状況によっては下地の状態があまり芳しくなかったり、本来は真っすぐなものが曲がっていたり、膨れていたり等、あらゆる環境や状況に対応できる「高い技術力」が必要とされます。

その2. 優れた知識が必要

新築の場合は全てが現在の工法、材料で造るのに対し、リフォームの場合はその建物の築年数等に応じた当時の工法や材料を使用しているので、現在の工法や材料だけでなく、過去の工法や材料にも精通している必要があります。

その3. 高い応用力が必要

新築の場合は工事の進め方が毎回同じで、よりスムーズに進められるように最初から工程や仕様が決められていますが、リフォームの場合は工事範囲が限定されていたり、解体後に仕様や工程を変更せざるを得ない場合があったり等、臨機応変に対応できる高い応用力が求められます。

その4.思いやりの心が必要

新築の場合はまだ誰もそこで生活していないので、お施主様に対して特に配慮するという事は必要ありませんが、リフォームの場合は基本的にはお施主様がそこで生活されているので、お施主様になるべくご迷惑やご不便、ご不快な思いをさせない様に配慮する必要があります。

なるべく汚さない、音を出さない等は当たり前で、例えば弊社の様な水道工事の場合は、工事中やむを得ず断水させてもらう必要があるので、断水時間がなるべく少なくなるように工法を工夫したり、炊事の時間に断水が起きない様に時間配分を考えて工程を組む等の思いやりが必要となります。

まとめ

いかがでしたか?

少し大雑把な内容になりましたが、伝わりましたでしょうか?

今回のブログの真意としては、

「リフォームの現場では、新築以上に経験豊富でより熟練した職人が必要」

という事です。

ですので、新築以上にリフォームの場合は

「職人選びが大切です。」

個人的にはこの事実が一般的にエンドユーザー様にあまり浸透していない感じがしますし、仕事を請ける側の工務店やリフォーム店の一部にも利益優先で、この事実に目をつむっているのか、単に気付いていないだけなのか、あまり関心が無い業者がある様に思います。

困った女性

相見積もりをしましたが、A社の方がどうして高いのですか?

それは職人の質の違いかも知れませんよ?

良い職人ほど他社からもひっぱりだこですし、それなりの日当が必要ですからね。

困った女性

でも、実際工事が始まらないと、その会社がどんな職人連れてくるか分からないですよね?

そうですね。
なので、これはあくまでも予想するしかないのですが、契約までに収集した情報でその会社が売上本位(重視)なのか、技術力や信頼、お施主様に対する思いやりを重視しているか等で判断するしかないと思います。

例えば、売上重視の場合は、契約した現場を一刻も早く終わらせる必要があるので、腕の良い職人の空きを待てず、現場ごとに違う職人を投入したりするので、その分品質にバラつきが出ます。

逆に売上よりも技術力や信頼を重視している場合は、自社が見込んだ腕の良い職人の空きを待って工程を組んでいくので、品質が安定しています。

また、それ以外で判断するとすれば、その会社で実際工事した方の口コミ等は、特に参考になると思います。

喜んでいる女性

なるほど、分かりました!
見積金額だけで安易に判断したら駄目という事ですね!!

腕の良い大工さん

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この記事を書いた人

株式会社近畿住設の代表取締役
大学卒業後リフォーム会社に就職し、その後父の会社を引き継ぐ。
27歳で結婚し、現在2児の父親。
リフォーム会社での営業、現場管理の経験と、現会社での配管工としての経験を活かし、水まわりのリフォームを中心に、営業から施工までオールマイティーに活動しています。

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