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工事ブログCase5.和歌山市T様邸漏水修理工事

先日、OBのお客様から「お風呂のシャワーの蛇口から何かシャーっていう音が聞こえる」というご相談がありました。

水漏れの疑いがあるので「水道メーターは回ってないですか?」
とお答えしたのですが、メーターは回っていないみたい・・・というお返事でしたので、後日お伺いする事になりました。

当日、早速現状を見させていただくと、浴室に入っただけで「シャー」という音が聞こえる状態でした。

浴室漏水修理工事前

直ぐに水道メーターを確認しにいくと、メーターのパイロット部分がゆっくり明らかに回転していました。
お客様は勘違いしておられたようで、メーターのパイロット部分ではなく、水量計の針をじっと眺めておられたそうです。

量水器

音が鳴っているのがお湯側の方なので、それを確認すべく、給湯器へ水を送っているバルブを止め、再度水道メーターを確認します。
すると案の定、水道メーターの回転が止まるので、お湯側の漏水と断定できました。

それでは、早速工事に取り掛かります。
浴室内を養生し、水栓を取外し、タイルの切断を行います。

浴室壁タイル切断後
浴室壁タイル切断後

切断後は配管を傷つけないように、慎重にタイルを斫ります。

ある程度斫ると、原因が判明しました。
やはり、給湯側の配管の先端が折れかけており、少し触れるとポキッと完全に折れてしまいました。

漏水箇所発見状況

この赤茶色の配管は給湯用の塩ビ管で、耐熱性、耐久性、耐食性等に優れ、安価で接合が簡単という理由で、昔はよく使われておりました。

配管を修繕します。

給湯管配管修繕後

修繕後は、タイル下地の為の防水紙とラス網張り後のモルタル塗りです。

防水紙とラス網張り
タイル下地のモルタル塗り

後は、タイルを張って、水栓を復旧し工事完了です。

タイル復旧完了
水栓取り付け完了

現状壁に張られているタイルの大きさが、昔よく使用されていた36角タイル(108~109㎜)で、現在はその大きさのタイルは製造されていないので、それよりも大きいタイルの4辺をカットして、大きさを合わせ張る必要があるので、かなり手間を食います。

今回は漏れている箇所が割と簡単に修繕できる箇所でしたが、これが浴槽の下や、浴室の床のタイルの下で漏れている場合は、かなり大工事になりますし、漏水箇所を特定する事も困難になります。
そういう意味では今回はまだラッキーだった事例です。

水栓取り付け完了後の画像

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この記事を書いた人

【株式会社近畿住設の代表取締役】
大学卒業後リフォーム会社に就職し、営業から施工管理、引渡しまでの業務を一貫して担当。その後、父の会社である株式会社近畿住設に入社。
27歳で結婚し、現在2児の父親。

株式会社近畿住設では、配管工として、主に一戸建て住宅の給排水配管施工業務を長年経験し、現在は、前職の経験も活かしつつ、水回りのリフォームを中心に、営業から施工までオールマイティーに活動しています。

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